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YOUR AIR vol.4

あなたの風景

感性をひらき、日々の発見を形にする

房総半島の真ん中。城下町と里山の風情が残る千葉県大多喜町の、かつて薬草園だった場所。「mitosaya薬草園蒸留所」は、この自然味あふれる園を引き継ぎ、果実やハーブ、植物の恵みを発酵や蒸留、加工品へと形にしています。

ここで加工品づくりや庭の管理を担う山本祐布子さんは、mitosayaの取締役であり、長年活動を続けてきたイラストレーター。東京から自然の中へ暮らしを移し、植物と向き合いながら、日々の発見を形にしています。

庭に出て、工房に立ち、人と関わりながら働く山本さんの生活に、NANGAのDotAir®はどうなじんでいくのでしょうか。

NANGANANGA

Inspired by Nature
自然からの着想を形に

山本さんは2000年からイラストレーターとして活動し、書籍や雑誌、広告、プロダクトなど幅広い仕事に携わってきました。現在はmitosayaで、ボタニカルプロダクトの開発やフード・ドリンク全般、庭の管理を担当。一方で、今もイラストレーターという肩書きを大切にし、自らの感性を絵として表現し続けています。

「夫と一緒に『mitosaya薬草園蒸留所』を始めたのは10年ほど前。大多喜町へ移り住んだ当初は、夫の新しい事業を家族として支えるつもりだったのですが、今ではそちらが本業になりつつあって。イラストの仕事を続けながら、ジャムやハーブティーなどの加工品を作り、今は庭の管理にも携わっています」

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東京から自然の中へと暮らしを移す。この生活の変化は、やがて山本さん自身の中にも新たな興味が芽生えていったといいます。その原点にあったのは、田舎での暮らしを通して感じたカルチャーショックでした。

「都会で成立していたことが成り立たない環境になって、逆に自然への興味が自分の中でもすごく生まれたっていうところがありますね。大きな自然の中で、今までとは全然違う暮らしをしていくうちに、この植物でちょっとなにか作ってみようかな、とか。そういうアイデアが自分の中で生まれるようになりました」

都会から来たからこそ、見慣れない植物や季節の移ろいを新鮮な目で受け取ることができる。山本さんのモノづくりは、そうした発見の先にあります。

NANGA
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「自然からもらった発見を形にしていくこと。私たちは、そんな思いを大切にしています。農業のように成果物を決めてそこへ向かうというより、なにかのきっかけからモノづくりが生まれていく。自然をモチーフにしながら、自分たちのアイデアや感覚に、これまでの経験を重ねて形にしていく。そこには、東京での経験もすごく活かされているのかなと思いますね」

植物の個性を見つめ、自分たちの感性を通して、お酒やハーブティー、ジャムへと変えていく。同じ素材を前にしても、その行き先はひとつではありません。そうした予測できない広がりもまた、mitosayaのモノづくりのおもしろさなのでしょう。

Being Myself
景色に合うものを、自分のフィルターで選ぶ

自然から得た発見を、自分たちの感性を通して形にしていく山本さん。そのものの見方は、日々身につける服や暮らしの道具を選ぶときにも表れています。実際、身の回りのモノを選ぶ基準を尋ねてみると、返ってきたのは「景色」という言葉でした。

「例えば椅子なら、そのものが置かれている空間を考えます。この椅子がある、この部屋の風景がいいな、とか。モノそのものだけではなく、それが置かれている状況や景色で選んでいるかもしれません。服についても、まず大切にしているのは、身につけた自分がどう見えるか。どんな景色の中に、どのような姿でいたいかを考えることが多いかもしれません」

服に関しては、年齢を重ねるにつれ、着心地のよさも欠かせない基準になってきたといいます。機能性を軸に選ぶことは少ないものの、庭仕事、加工品づくり、都内での打ち合わせと、一日の中で異なる場面を行き来する暮らしでは、自然とその場に適した服が求められます。

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「私の生活って、いろんなシチュエーションがあるんですよね。キッチンで加工品を作っていることもあれば、庭で泥だらけになることもあるので、その場その場に合う服が必要になる。場合によっては、着たいというより、必要に迫られて選ぶことが増えてきたかもしれません」

まずは、着ている自分がどう見えるか。そして、心地よく身につけていられるか。暑さや寒さを和らげ、仕事を快適にしてくれる機能は、その二つを損なわずに備わっていることが理想です。見た目か機能かのどちらかに偏らない、その自然なバランスが、山本さんの着こなしにも表れています。

NANGA
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Breathable Comfort
DotAir®が生む、風が抜けるような着心地

NANGA
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今回、山本さんに着用していただいたのは、NANGAのDotAir®を使用したワンピース。軽く、風が通り、汗ばむ季節にも快適に過ごせる、春夏のための機能的な一着です。

「通気孔のある特殊構造の生地だと聞いて、そんなものもあるんだってちょっと興味が広がりました。暖かい時期だと私はリネンやコットンを着ることが多いのですが、DotAir®を実際に羽織ってみると、その軽さに驚きました」

ワンピースとして一枚で着ることもでき、羽織りとしても使える一着。少し背中を抜くように着ると、身体のまわりを風が抜けていくような心地よさがあったといいます。

「庭仕事では汗だくになりますし、キッチンでの作業や屋外での作業では、季節によって暑さや寒さと向き合わなければなりません。だから、そういうことを解決してくれる服は必要ですよね。でも、やっぱり着ていて気持ちいいことや、見た目がよく見えることも大事だと思います」

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機能性だけを前面に出すのではなく、着ていていいと思えること。心地よく過ごせること。そして、自分らしく見えること。山本さんにとって服選びは、そのどれか一つだけでは成り立ちません。

よそ行きのためだけでも、庭仕事のためだけでもない。キッチンから庭へ、庭から人の集まる場所へ。暮らしと仕事の境目を行き来する山本さんにとって、DotAir®のワンピースは、さまざまなシーンになじむ一着になりそうです。

Made by Human Hands
人の手が作るモノへの敬意

山本さんがNANGAの製品を着るのは、実は今回が初めて。アウトドアに詳しくなくても、ダウンのブランドとしてその名は知っており、スタッフが着ているダウンジャケットを通じて、以前から存在を身近に感じていたそうです。

「うちのスタッフが冬にNANGAのダウンジャケットを着ていたのですが、かっこいいな、暖かそうだなという印象を持っていました。彼は奥さんと共有して着ていたので、男女どちらかに寄るのではなく、そういう枠を超えたニュートラルなブランドなのかなとも思っていました。それに、お話を伺って、こんなに長い歴史のあるブランドなんだということも知りました」

布団づくりを原点に、人から人へと技術を受け継ぎながら、長い時間をかけてモノづくりを続けてきたNANGA。その歴史にも、山本さんは強く興味を引かれたといいます。

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「なんでもやっぱり、手仕事や、人の手が作ることのすごさを日々感じるんです。手が作っていないモノって、ないじゃないですか。人間の手ってすごいですよね。それは、いわゆるクラフトと呼ばれるものだけではなくて、巨大な建物も、工場で生産されるプロダクトも、結局は現場で働く人の手によって作られている。人間の手はいろいろなモノを作れてしまう。そこは、本当に尊敬していくべきところなのかなと思っています」

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人の手によって積み重ねられてきた時間と技術。その背景にまで思いを巡らせる山本さんの言葉からは、モノを作る人へのまっすぐな敬意が伝わってきます。

植物に触れ、手を動かし、人と関わりながら、新しいものを形にしていく日々。その積み重ねが、これからもmitosayaの風景を育てていくのでしょう。

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山本祐布子
イラストレーター / mitosaya 取締役

1977年生まれ、東京都出身。2000年よりイラストレーターとして活動を開始。書籍、雑誌、広告、プロダクトなど幅広い分野にイラストレーションを提供してきた。現在は千葉県大多喜町の「mitosaya薬草園蒸留所」にて、加工品の製造、フード・ドリンク、庭の管理などに従事。2024年には夫である江口宏志さんとの共著『mitosaya薬草園蒸留所で作る13のこと』を刊行。

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